かつて問題となった美白石けんのCMが思い出される言葉だ。
その製品は「白さ」を求めたものだったが、会津マスクワイア(AMC)は逆に「黒さ」を大事にしてきた。
アフリカ系アメリカ人がその歴史の中で、自らが置かれた状況の中で味わってきた呻き・痛み・悲しみ、同時に自己をあるいは共同体を支える神(大いなる存在)に対する感謝・共にいかされる喜びを歌い・紡いできたスピリチュアルズやゴスペルのメッセージを、今の時代この地に生きる我々の生き方にどのように反映させていくのか。そのような意味での「黒さ」を2000年10月の活動開始以来大事にしてきた。
歌う喜びと、それ以上に歌に生かされる毎週の練習を大切にし、それを表現する場としてライヴを重ねてきた。2001年から19年続けてきた「One Voice AIZU」、東日本大震災の2011年を除く17年続けてきた「Roots Live」を中心に、施設や学校、各地の教会など、ゴスペルを歌うことを通して数え切れないほどの人たちと出会ってきた。
いつまでも続けられると思っていたのに、2019年を最後に、歌えない日々を迎えることになるとは…。
でも、これまでの20年間、歌いながら一緒に受け取ってきたのは「あきらめない」というメッセージ。生きることを、自分自身を、共に生きる社会を、そしてそれを表現することを。
だから、2023年の始めに、歌うことを「あきらめないで」また一緒に歩んでいこう、と、まずはクワイアのメンバーに伝えたい。
会津マスクワイア代表 髙橋 真人

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